- ご報告
- 2022/6/9
6月4日(土)に希望のまち進捗報告会@メディアドーム&みんなのにわづくりキックオフイベントを開催いたしました。
6月4日(土)たくさんの方々のご協力をいただき、メディアドームで「希望のまちプロジェクトの進捗報告会」、計画地で「みんなの庭づくりキックオフイベント」を無事に終える事が出来ました。
ご登壇いただきました皆様、ライブパフォーマンスをして頂いたアーティストの皆様、ご参加くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
◆希望のまちプロジェクト 進捗報告会(1部)
第1部の進捗報告会には150名を超える方々にご参加いただき、地域の皆様に希望のまちの進捗状況をご報告することができました。
また、当日は会場の様子をyoutubeでライブ配信しており、こちらも多くの方にご視聴いただきました。(当日の様子はアーカイブでもご覧いただけます。是非、ご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=VJDJdUPv24M&list=RDCMUCgRCvmRHJVIvv254i19rNWw&start_radio=1)
イベント開催にあたっては、北九州市長の北橋健治様より、北九州市議会でも全会一致で希望のまちを支援することが賛成されたとのご報告をいただき、「行政としても皆さまと共に希望のまちの実現へと歩ませていただきたいと思っている」と希望のまちプロジェクトへの期待が語られました。
また、北九州市社会福祉協議会会長の垣迫裕俊様からも、「希望のまちプロジェクトに対して、社会福祉協議会としても具体的にどのような関わりができるかを共に考え行動していきたい」と協働への力強いお言葉をいただきました。
基調講演およびトークセッションでは、studio-L代表の山崎亮様と、希望のまちの設計建築に関わる手塚建築研究所代表の手塚貴晴様・手塚由比様にもご登壇いただき、抱樸の理事長奥田知志と希望のまちの具体像について語っていただきました。
希望のまちに付随する機能や、設計・空間デザインなど、誰もが出会い・共に生きることができる場所について、会場にご参加いただいた皆さまと共に考えることができました。
トークセッションの最後には、希望のまち有識者会議議長である北九州市立大学教授の稲月正様より、トークセッションの感想と希望のまちの意義についてお話いただきました。
そしてイベントの終了後も、希望のまちのイメージ模型を前に来場者から様々なご意見や期待をいただき、より一層、地域の皆さまと共に希望のまちプロジェクトを進めていきたいと思える場となりました。
【当日のイベント内容】
○NPO法人抱樸の代表挨拶:森松長生(NPO法人抱樸 専務理事)
○来賓ごあいさつ:北橋健治様(北九州市長)、垣迫裕俊様(北九州市社会福祉協議会会長)
○基調講演・トークセッション:奥田知志(NPO法人抱樸 理事長)、山崎亮様(studio-L 代表)、手塚貴晴様・手塚由比様(手塚建築研究所 代表)
○感想:稲月正様(北九州市立大学教授)
~ご来場者のアンケートより、感想を一部ご紹介いたします~
・広場と融合した救護施設というイメージが新しく、すばらしいものだと思えました。
・自身の中に他者を入れていく、という気づきがあり、希望のまちと同様に受け入れていきたいと思いました。
・自分でも将来何かつながりを持てる場所(カフェなど)を作りたいと思い、参加しました。貴重なお話をありがとうございました。
・山崎さんの話も、手塚さんの話も共通するのは敷居を低くして誰でも集える空間づくりを目指していることが伝わってきました。
・社会構造の変化に地域が対応できていないなというのが率直な感想です。たまたま住んでいる地域に抱樸がある、もっと抱樸の活動を知りたいと思いました。地域の人が孤独を感じることなく人生を全うできる「互助会」の取り組みは素晴らしいと思いました。
・軒を貸して主家に入れるプロジェクト、具体的にイメージがふくらみ、ワクワクする説明でした。…ごちゃまぜ、なんとかなる。誰一人としてとりのこぼさないといったキーワードに安心感と居心地の良さを感じて、その空間に身をおくことの幸せを予感できました。
・どなたの話からも「本当によいものができるのだなあ!」と実感でき、わくわくしながら、聞かせていただきました。北九州市民として誇りの持てるプロジェクト。参加できて本当によかったです。多くの人に伝えたいと思います。
・新たなスキマにどんな人たちが集まって、どんな空間ができて、どんな森ができるのか…とにかくわくわくしました。
◆みんなの庭づくりキックオフイベント(2部)
第2部のキックオフイベントには、第1部をご覧いただいたみなさまをはじめ、会場には300人近くの方々がお越しくださいました。
予定地では、これから建設工事が始まるまでの間も、より多くの方々と出会い、このプロジェクトについて知っていただき、「希望のまち」づくりの輪を広げていけたらと願って、予定地の一角にみんなで地域の庭をつくる「にわかプロジェクト」を展開します。この日は、その「キックオフイベント」と位置付けて、ボランティアのみなさんと一緒にさまざまな企画を準備して、お迎えしました。
まず、門司港にアトリエを構え、国際的に活動するイラストレーターの黒田征太郎様と子どもたちが「希望のまち」の看板を制作するライブペイントで幕開け。当法人の副理事長でもあるミュージシャン谷本仰の即興の演奏に合わせて、黒田様が踊るように描き出すと、子どもたちも好きな色でいろんな線や形を夢中になって描いていました。楽しさと熱気あふれる様子にまわりの方々も笑顔。完成すると大きな拍手が起こりました。
「おしゃべりカフェ」のコーナーでは、初めまして同士の方々がひとつのテーブルを囲んで、第1部の報告会の感想や「希望のまち」でやりたいこと等を思い思いに語り合いました。
「マルシェ」コーナーには、抱樸が運営する作業所「多機能型事業所抱樸」と「ほうぼく第2作業所」などが出店。作業所のみなさんが丹精込めて作ったバッグやアクセサリーなどの手芸品や野菜が並び、多くの方たちが買い物を楽しんでおられました。
「にわかプロジェクト」の拠点となるプレハブの中では、抱樸の活動を紹介する資料や、この日初めて披露された「希望のまち」模型も展示し、ご覧いただきました。
活動拠点となるプレハブや庭づくりのベースとなる植樹など、準備段階から本当にたくさんの方々のお力をいただきました。当日が晴れになるという天気予報を受けて、NPO法人門司赤煉瓦倶楽部様にはたくさんのテントを快くお貸しいただきました。おかげさまで多くのみなさんに滞りなく建設予定地をご覧いただくことができました。心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
6月4日のイベントで、多くのみなさまとのご縁をいただきました。「にわかプロジェクト」でこれからさらに多くのご縁を結んでいけたらと願っています。「みんなの庭」でお待ちしております。
これからも、希望のまちの実現に向けて、皆さまとともに歩みを進めていきたいと思っております。
今後は、希望のまち建設予定地でも様々なイベントを企画しておりますので、是非このプロジェクトにご参加いただけますと幸いです。
どうぞ引き続きご協力くださいますよう、宜しくお願いします。