子どもの社会参加支援
わたしたちは、ホームレス状態や生活困窮状態に陥った方々の支援に取り組んできました。相談に来られた方々にお聞きすると、「学校に行けなかった」「家に居場所が無かった」「親を知らない」という声が聞こえてきました。
生まれる家を子どもは選べません。一方で、親の責任とも言い切れません。親自身が「家庭」を知らないケースが多いからです。子どもの貧困が7人に1人と言われる現在。「家庭」の経験や愛情を受けることの難しかった環境で育った子どもが親になり、どうしていいか分からないまま子どもに困難が連鎖していっています。
わたしたちは、2013年度より子どもたちへの支援を開始しました。学習の支援に取り組むとともに様々なプログラムを準備しています。これは、家庭や学校だけでない「社会」に触れるための支援です。
社会の良い面、悪い面に触れることで人生に厚みが出て、生き方を選ぶことができます。自身が受けた経験や愛情が、その後の世代に引き継がれていきます。
わたしたちは、子どもたちとその親に対して、行事や思い出になるプログラムを提供し、社会への参加を促していきます。
【居場所・社会参加支援の内容】
・居場所「よるかふぇ」の開催
・いっしょに食べる経験の提供
・地域のお祭りなどイベントへの参加
・農作業など体験型研修の実施
・親やボランティアといっしょに『出かけること』の経験の提供
問い合わせ先
子ども・家族まるごと支援事業部 093-571-1009