活動内容

更生保護地域寄り添い支援事業

抱樸は、1988年よりホームレス・生活困窮者支援を行ってきました。相談者の中には刑務所を退所し行き場のない方もいました。2010年度からは福祉的な支援を必要とする刑務所退所者等の支援を行う「地域生活定着支援センター」を福岡県から受託し、刑務所退所者等の支援を強化してきました。

2025年度から、法務省による「更生保護地域寄り添い支援事業」が福岡県においてスタートしました。この事業では、継続的な支援を必要とする罪を犯した方と支援者の双方に寄り添った支援を実施します。

これまで抱樸が培ってきたノウハウを活用しながら、地域における支援体制の整備や「息の長い」支援の確保を通して、罪を犯した方たちの安定した地域生活の維持を目指します。

 

【支援内容】

地域支援体制の整備
支援対象者の支援に利用できる社会資源や連携体制の実態調査、既存の地域支援ネットワーク等への参画に向けた働き掛けや更生保護関係団体の支援活動等の整理・検討などを行います。

支援者等への支援
支援者との情報共有・意見交換をはじめ、支援者向け研修・事例検討会の実施、地域の支援者と連携した居場所作り等を行います。